てしごとのにほん
手仕事の日本

冒頭文

序 この一冊は戦時中に書かれました。記してある内容は大体昭和十五年前後の日本の手仕事の現状を述べたものであります。戦争はおそらく多くの崩壊を手仕事の上に齎(もた)らしたと思います。それ故私がここに記録したものの中には、終戦後の今日では、既に過去のものとなったものが見出されます。例えば沖縄の場合の如き今では想い出語りとなったものが多いでありましょう。しかしどの地方においても、失われた幾許(

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 手仕事の日本
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1985(昭和60)年5月16日