おかあさんのおちち
お母さんのお乳

冒頭文

赤(あか)ちゃんは、お母(かあ)さんのお乳(ちち)にすがりついて、うまそうに、のんでいました。 それをさもうらやましそうにして、五つになったお兄(にい)さんと、七つになったお姉(ねえ)さんとがながめていました。 兄(にい)さんは、ついに我慢(がまん)がしきれなくなったとみえて、お母(かあ)さんのお乳(ちち)に、小(ちい)さな手(て)をかけようとしました。すると、赤(あか)ちゃん

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 5
  • 講談社
  • 1977(昭和52)年3月10日