てがみ 044 けいおうにねんじゅうにがつよっか さかもとおとめあて
手紙 044 慶応二年十二月四日 坂本乙女あて

冒頭文

おとめさんにさし上る。 兼而((かねて))申上妻龍女ハ、望月亀弥太が戦死の時のなん((難))にもあい候もの、又御国より出候もの此家ニて大ニセ話ニなり候所、此家も国家をうれへ候より家をほろこし((ママ))候也。老母一人、龍女、いもと両人、男の子一人、かつへ((餓))〳〵ニて、どふもきのどくニて、龍女と十二歳ニなる妹と九ツニなる男子をもらい候て、十二歳の妹名きみへ、男子太一郎ハ摂州神戸海軍所の勝安房

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 龍馬の手紙、宮地佐一郎
  • 講談社学術文庫、講談社
  • 2003(平成15)年12月10日