ぼくのとおるみち
僕の通るみち

冒頭文

僕(ぼく)はまいにち、隣(となり)の信(しん)ちゃんと、学校(がっこう)へいきます。僕(ぼく)は、時計屋(とけいや)の前(まえ)を通(とお)って、大(おお)きな時計(とけい)を見(み)るのがすきです。その時計(とけい)は、時刻(じこく)が正確(せいかく)でした。 また、果物屋(くだものや)の前(まえ)で、いろいろの果物(くだもの)を見(み)るのもすきです。どれも美(うつく)しい色(いろ)をして

文字遣い

新字新仮名

初出

「コクミン一年生」1946(昭和21)年5、6月合併号

底本

  • 定本小川未明童話全集 13
  • 講談社
  • 1977(昭和52)年11月10日