ひとつのみち
ひとつの道

冒頭文

自序 自分は自分の道を一歩一歩行つたつもりでありました しかし或る時は立ち止り或る時は振り返つて逆に二三歩あるいて仕舞つたことがあります 二つのうち一つを断ち切つて喋らずに進むことの出来なかつた者であります しかしこれで精一杯でもありました 赦してもらひたく思ひますが、誰に向つて言ふのか 結局自分自身そして為すことに言ふより仕方ありません 岡の上で 悪魔悪魔

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 定本 草野天平全詩集
  • 彌生書房
  • 1969(昭和44)年4月25日