がんぐのふ しょうへいに
玩具の賦 昇平に

冒頭文

どうともなれだ 俺には何がどうでも構はない どうせスキだらけぢやないか スキの方を減(へら)さうなんてチヤンチヤラ可笑(をか)しい 俺はスキの方なぞ減らさうとは思はぬ スキでない所をいつそ放りつぱなしにしてゐる それで何がわるからう 俺にはおもちやが要るんだ おもちやで遊ばなくちやならないんだ 利得と幸福とは大体は混(まざ)る だが究極では混(まざ)りはしない 俺は混(まざ)

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 中原中也詩集
  • 角川文庫、角川書店
  • 1968(昭和43)年12月10日改版