かいだんぼたんどうろう 03 じょし
怪談牡丹灯籠 03 序詞

冒頭文

文字能く人の言語を写すと雖も、只其の意義を失わずして之を文字に留むるのみ。其の活溌なる説話の片言隻語を洩さず之を収録して文字に留むること能わざるは、我国に言語直写の速記法なきが為めなり、予之を憂うること久し、依て同志と共に其の法を研究すること多年、一の速記法を案出して、屡々之を試み講習の功遂に言語を直写して其の片言隻語を誤まらず、其の筆記を読んで其の説話を親聴(しんてい)するの感あらしむるに至りし

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 圓朝全集 巻の二
  • 近代文芸資料複刻叢書、世界文庫
  • 1963(昭和38)年7月10日