みかづき
三か月

冒頭文

かまのような、お三(み)か月(づき)、 早(はよ)う、大(おお)きくなって、 お嫁入(よめい)りの晩(ばん)に、 まるい顔(かお)出(だ)して、 雲(くも)のあいから、のぞいてみい。 三(み)月(づき)

文字遣い

新字新仮名

初出

「少年文庫」1906(明治39)年11月

底本

  • 定本小川未明童話全集 3
  • 講談社
  • 1977(昭和52)年1月10日