くもとくさ
くもと草

冒頭文

ちょうど赤(あか)ちゃんが、目(め)が見(み)えるようになって、ものを見(み)て笑(わら)ったときのように、小(ちい)さな花(はな)が道(みち)ばたで咲(さ)きました。 花(はな)の命(いのち)は、まことに短(みじか)いのであります。ひどい雨(あめ)や、強(つよ)い風(かぜ)が吹(ふ)いたなら、いつなんどきでも散(ち)ってしまわなければならない運命(うんめい)でありました。 し

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 3
  • 講談社
  • 1977(昭和52)年1月10日