きしゃのなかのくまとにわとり
汽車の中のくまと鶏

冒頭文

ある田舎(いなか)の停車場(ていしゃじょう)へ汽車(きしゃ)がとまりました。その汽車(きしゃ)は、北(きた)の方(ほう)の国(くに)からきて、だんだん南(みなみ)の方(ほう)へゆくのでありました。どの箱(はこ)にも、たくさんな荷物(にもつ)が積(つ)んでありました。どこかの山(やま)から伐(き)り出(だ)されたのであろう、材木(ざいもく)や掘(ほ)り出(だ)された石炭(せきたん)や、その他(た)い

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 3
  • 講談社
  • 1977(昭和52)年1月10日