さんびきのあり
三匹のあり

冒頭文

川(かわ)の辺(ほとり)に、一本(ぽん)の大(おお)きなくるみの木(き)が立(た)っていました。その下(した)にありが巣(す)を造(つく)りました。どちらを見(み)まわしても、広々(ひろびろ)とした圃(はたけ)でありましたので、ありにとっては、大(おお)きな国(くに)であったにちがいありません。 ありには、ある年(とし)、たくさんな子供(こども)が生(う)まれました。それらの子供(こども

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 2
  • 講談社
  • 1976(昭和51)年12月10日