そらいろのきものをきたこども
空色の着物をきた子供

冒頭文

夏(なつ)の昼過(ひるす)ぎでありました。三郎(さぶろう)は友(とも)だちといっしょに往来(おうらい)の上(うえ)で遊(あそ)んでいました。するとそこへ、どこからやってきたものか、一人(ひとり)のじいさんのあめ売(う)りが、天秤棒(てんびんぼう)の両端(りょうたん)に二つの箱(はこ)を下(さ)げてチャルメラを吹(ふ)いて通(とお)りかかりました。いままで遊(あそ)びに気(き)をとられていた子供(こ

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 2
  • 講談社
  • 1976(昭和51)年12月10日