あるところに、性質(せいしつ)のちがった兄(あに)と弟(おとうと)がありました。父親(ちちおや)は死(し)ぬときに、自分(じぶん)の持(も)っている圃(はたけ)を二人(ふたり)に分(わ)けてやりました。 兄(あに)はどちらかといえば、臆病(おくびょう)で、働(はたら)くことのきらいな人間(にんげん)でありましたが、弟(おとうと)は、どうかして自分(じぶん)の力(ちから)で働(はたら)いて、でき