まちのおひめさま
町のお姫さま

冒頭文

昔(むかし)、あるところに、さびしいところの大好(だいす)きなお姫(ひめ)さまがありました。どんなにさびしいところでもいいから人(ひと)の住(す)んでいない、さびしいところがあったら、そこへいって住(す)みたいといわれました。 お供(とも)のものは、お姫(ひめ)さまのお言葉(ことば)だからしかたがありません。人(ひと)のだれも住(す)んでいない、山(やま)の中(なか)にでも、お姫(ひめ)

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 1
  • 講談社
  • 1976(昭和51)年11月10日