くすりうり
薬売り

冒頭文

一 どこからともなく、北国(ほっこく)に、奇妙(きみょう)な男(おとこ)が入(はい)ってきました。 その男(おとこ)は黄色(きいろ)な袋(ふくろ)を下(さ)げて、薬(くすり)を売(う)って歩(ある)きました。夏(なつ)の暑(あつ)い日(ひ)に、この男(おとこ)は村(むら)から村(むら)を歩(ある)きましたが、人々(ひとびと)は気味(きみ)を悪(わる)がって、あまり薬(くすり)を

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 1
  • 講談社
  • 1976(昭和51)年11月10日