ろうそくとかいがら
ろうそくと貝がら

冒頭文

一 海(うみ)の近(ちか)くに一軒(けん)の家(いえ)がありました。家(いえ)には母親(ははおや)と娘(むすめ)とがさびしく暮(く)らしていました。けれど二人(ふたり)は働(はたら)いて、どうにかその日(ひ)を暮(く)らしてゆくことができました。 父親(ちちおや)は二年前(ねんまえ)に、海(うみ)へ漁(りょう)に出(で)かけたきり帰(かえ)ってきませんでした。その当座(とうざ)

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 1
  • 講談社
  • 1976(昭和51)年11月10日