ゆきのくにとたろう
雪の国と太郎

冒頭文

はるかなそりの跡(あと) この村(むら)には七つ八つから十一、二の子供(こども)が五、六人(にん)もいましたけれど、だれも隣村(となりむら)の太郎(たろう)にかなうものはありませんでした。太郎(たろう)は、まだやっと十二ばかりでした。けれど力(ちから)が強(つよ)くて、年(とし)のわりあいに体(からだ)が大(おお)きくて手足(てあし)が太(ふと)くて、目(め)が大(おお)きく円(まる)くて、

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 1
  • 講談社
  • 1976(昭和51)年11月10日