ゆうやけものがたり
夕焼け物語

冒頭文

一 三人(にん)の娘(むすめ)らは、いずれもあまり富(と)んでいる家(うち)の子供(こども)でなかったのです。 ある春(はる)の末(すえ)のことでありました。村(むら)にはお祭(まつ)りがあって、なかなかにぎやかでございました。 三人(にん)の娘(むすめ)らも、いっしょにうちつれてお宮(みや)の方(ほう)へおまいりにゆきました。そうして、遊(あそ)んでやがて日(ひ)が

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 1
  • 講談社
  • 1976(昭和51)年11月10日