でんしんばしらとみょうなおとこ
電信柱と妙な男

冒頭文

ある町(まち)に一人(ひとり)の妙(みょう)な男(おとこ)が住(す)んでいた。昼間(ひるま)はちっとも外(そと)に出(で)ない。友人(ゆうじん)が誘(さそ)いにきても、けっして外(そと)へは出(で)なかった。病気(びょうき)だとか、用事(ようじ)があるとかいって、出(で)ずにへやの中(なか)へ閉(と)じこもっていた。夜(よる)になって人(ひと)が寝静(ねしず)まってから、独(ひと)りでぶらぶら外(

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 1
  • 講談社
  • 1976(昭和51)年11月10日