どうちゅういちまいえ そのに
道中一枚絵 その二

冒頭文

(彌次郎兵衞(やじろべゑ))や歸(かへ)つて來(き)た、べらぼうに疾(はや)いな、何(ど)うした。(喜多八(きたはち))えゝ、車(くるま)で行(い)つて來(き)たものですから。(彌次(やじ))其(それ)にしても馬鹿(ばか)に疾(はや)いわ、汝(おめえ)が出掛(でか)けてから、見(み)ねえ、未(ま)だ銚子(てうし)が三本(さんぼん)とは倒(たふ)れねえ。第一(だいいち)、此姉(このねえ)さんを口説(

文字遣い

旧字旧仮名

初出

「九州日日新聞」1904(明治37)年1月1日

底本

  • 鏡花全集 巻二十七
  • 岩波書店
  • 1942(昭和17)年10月20日