とりかげ
鳥影

冒頭文

雨(あめ)の晴(は)れた朝(あさ)である。修善寺(しゆぜんじ)の温泉宿(をんせんやど)、——館(くわん)の家族(かぞく)の一婦人(いちふじん)と、家内(かない)が桂川(かつらがは)の一本橋(いつぽんばし)向(むか)うの花畑(はなばたけ)へ連立(つれだ)つて、次手(ついで)に同家(どうけ)の控(ひかへ)の別莊(べつさう)——あき屋(や)である——を見(み)せて貰(もら)つた、と言(い)つて話(はな)

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 鏡花全集 巻二十七
  • 岩波書店
  • 1942(昭和17)年10月20日