ろしゅく
露宿

冒頭文

二日(ふつか)の眞夜中(まよなか)——せめて、たゞ夜(よ)の明(あ)くるばかりをと、一時(ひととき)千秋(せんしう)の思(おもひ)で待(ま)つ——三日(みつか)の午前三時(ごぜんさんじ)、半(なか)ばならんとする時(とき)であつた。…… 殆(ほとん)ど、五分(ごふん)置(お)き六分(ろつぷん)置(お)きに搖返(ゆりかへ)す地震(ぢしん)を恐(おそ)れ、また火(ひ)を避(さ)け、はかなく燒

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 鏡花全集 巻二十七
  • 岩波書店
  • 1942(昭和17)年10月20日