ゆどうふ
湯どうふ

冒頭文

昨夜(ゆうべ)は夜(よ)ふかしをした。 今朝(けさ)……と云(い)ふがお午(ひる)ごろ、炬燵(こたつ)でうと〳〵して居(ゐ)ると、いつも來(き)て囀(さへづ)る、おてんばや、いたづらツ兒(こ)の雀(すゞめ)たちは、何處(どこ)へすツ飛(と)んだか、ひつそりと靜(しづ)まつて、チイ〳〵と、甘(あま)えるやうに、寂(さび)しさうに、一羽(いちは)目白鳥(めじろ)が鳴(な)いた。 い

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 鏡花全集 巻二十七
  • 岩波書店
  • 1942(昭和17)年10月20日