はるぎ
春着

冒頭文

あら玉(たま)の春着(はるぎ)きつれて醉(ゑ)ひつれて 少年行(せうねんかう)と前(まへ)がきがあつたと思(おも)ふ……こゝに拜借(はいしやく)をしたのは、紅葉先生(こうえふせんせい)の俳句(はいく)である。處(ところ)が、その着(き)つれてとある春着(はるぎ)がおなじく先生(せんせい)の通帳(おちやうめん)を拜借(はいしやく)によつて出來(でき)たのだから妙(めう)で、そこが話(はなし)で

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 鏡花全集 巻二十七
  • 岩波書店
  • 1942(昭和17)年10月20日