かんてい
鑑定

冒頭文

牛屋(うしや)の手間取(てまとり)、牛切(ぎうき)りの若(わか)いもの、一婦(いつぷ)を娶(めと)る、と云(い)ふのがはじまり。漸(やつ)と女房(にようばう)にありついたは見(み)つけものであるが、其(そ)の婦(をんな)(奇醜(きしう))とある。たゞ醜(みにく)いのさへ、奇醜(きしう)は弱(よわ)つた、何(なに)も醜(しう)を奇(き)がるに當(あた)らぬ。 本文(ほんもん)に謂(い)つて

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 鏡花全集 巻二十七
  • 岩波書店
  • 1942(昭和17)年10月20日