からもよう
唐模様

冒頭文

麗姫(りき) 惟(おも)ふに、描(ゑが)ける美人(びじん)は、活(い)ける醜女(しうぢよ)よりも可(か)也(なり)。傳(つた)へ聞(き)く、漢(かん)の武帝(ぶてい)の宮人(きうじん)麗娟(りけん)、年(とし)はじめて十四。玉(たま)の膚(はだへ)艷(つや)やかにして皓(しろ)く、且(か)つ澤(うるほ)ふ。たきもしめざる蘭麝(らんじや)おのづから薫(かを)りて、其(そ)の行(ゆ)くや蛺蝶(け

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 鏡花全集 巻二十七
  • 岩波書店
  • 1942(昭和17)年10月20日