さいかちぶち
さいかち淵

冒頭文

八月十三日 さいかち淵(ぶち)なら、ほんとうにおもしろい。 しゅっこだって毎日行く。しゅっこは、舜一(しゅんいち)なんだけれども、みんなはいつでもしゅっこという。そういわれても、しゅっこは少しも怒(おこ)らない。だからみんなは、いつでもしゅっこしゅっこという。ぼくは、しゅっことは、いちばん仲(なか)がいい。きょうもいっしょに、出かけて行った。 ぼくらが、さいかち淵で泳

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • イーハトーボ農学校の春
  • 角川文庫、角川書店
  • 1996(平成8)年3月25日