[#ここから2字下げ、地から3字下げ]公表せんとして、このような短編を膨大な事件の山から選んで書く際の話だ。そういった事件では、我が友人の類稀なる才能のために、私は否応なく不思議な舞台の観客となり、時によってはその登場人物となってしまう。そのせいで書く際には我知らず失敗談よりも成功談が多くなる。だが何も彼の名声のためではない——正直なところ、思案に余るような場合こそ、彼の力とその器の大きさに賞賛を