しょくどうらく あきのまき
食道楽 秋の巻

冒頭文

秋の巻 ○天長節(てんちょうせつ)夜会食卓の真景(口絵参照) 巻頭の口絵は明治三十六年十一月三日帝国ホテルに開かれし天長節夜会の食卓を写せしなり。食堂は二十間に八間の長方形にて周囲は紅葉流(もみじなが)しの幔幕(まんまく)を張詰め、天井には牡丹形の紅(こう)黄(おう)白色(はくしょく)常盤(ときわ)の緑を点綴(てんてつ)す。中央の太き柱は薬玉

文字遣い

新字新仮名

初出

「報知新聞」 1903(明治36)年7月2日~10月3日

底本

  • 食道楽(下)
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 2005(平成17)年8月19日