今日世界各国の人の学問の目的とする所には種々あるが、普通一般最も広く世界に行われている目的は、各自の職業に能く上達するにある。マア職業教育とでも言おうか。あるいはモウ一層狭くいうと、実業教育というのが、能くその趣意を貫いているようである。子弟を教育するその目的は、先ず十中の七、八まで職業を求むるに在る。殊に日本に於いては職業を得るために教育を受くる者が多い、百中の九十九まではそうかと思われる。昔は