ニイチェざっかん ちょうじんのごとくいさぎよきぼつらくをしょうけいするニイチェのにほんせいしんについて
ニイチエ雑観 超人の如く潔き没落を憧憬するニイチエの日本精神に就て

冒頭文

たとへ大多数の通俗社会主義的民主々義的批評家等や、彼等の無反省な白人的優越感と近代的先入見とから遠くかけ離れてゐないアナトール・フランス、バアナアド・シヨオ程度の著作家等が、私達のこの日本に関してどんな事を言ひ来たつてゐたにもせよ、今尚言ひ続けてゐるにもせよ尚且つ厳密に天才者と言はるべき程の天才者等は、全く何等の除外例もなく、悉く皆、内面的な意味での貴族主義者であり、従つてさうした意味での貴族主義

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 近代浪漫派文庫 14 登張竹風 生田長江
  • 新学社
  • 2006(平成18)年3月12日