げんじものがたり 44 におうみや |
| 源氏物語 44 匂宮 |
冒頭文
春の日の光の名残(なごり)花ぞのに匂(にほ)ひ薫(かを)ると 思ほゆるかな (晶子) 光君(ひかるきみ)がおかくれになったあとに、そのすぐれた美貌(びぼう)を継ぐと見える人は多くの遺族の中にも求めることが困難であった。院の陛下はおそれおおくて数に引きたてまつるべきでない。今の帝(みかど)の第三の宮と、同じ六条院で成長した朱雀(すざく)院の女三(にょさん)の宮(みや)の若君の二人(ふ
文字遣い
新字新仮名
初出
底本
- 全訳源氏物語 下巻
- 角川文庫、角川書店
- 1972(昭和47)年2月25日改版