げんじものがたり 40 ゆうぎりに
源氏物語 40 夕霧二

冒頭文

帰りこし都の家に音無しの滝はおちね ど涙流るる        (晶子) 恋しさのおさえられない大将はまたも小野(おの)の山荘に宮をお訪(たず)ねしようとした。四十九日の忌(いみ)も過ごしてから静かに事の運ぶようにするのがいいのであるとも知っているのであるが、それまでにまだあまりに時日があり過ぎる、もう噂(うわさ)を恐れる必要もない、この際はどの男性でも取る方法で進みさえすれば成

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 全訳源氏物語 中巻
  • 角川文庫、角川書店
  • 1971(昭和46)年11月30日改版