せいねんにうったう |
| 青年に訴う |
冒頭文
『青年に訴う』は、クロポトキン自身も言っているごとく、クロのもっともお得意のものだ。そして二十余りの諸外国語に翻訳されて、クロの著作の中でももっとも広く読まれている。 僕はかつてそれを、もう十三、四年前のことだが、『日刊平民新聞』に訳載した。そしてその最後の一章のために、秩序紊乱という名の下に、二た月か三月牢に入れられた。 その留守中に、クロから故幸徳に手紙が来て、「自分の著書の中でももっとも
文字遣い
新字新仮名
初出
底本
- 大杉栄・伊藤野枝選集第1巻 クロポトキン研究
- 黒色戦線社
- 1986(昭和61)年6月1日