ほっかいどうについてのいんしょう
北海道に就いての印象

冒頭文

私は前後約十二年北海道で過した。しかも私の生活としては一番大事と思われる時期を、最初の時は十九から二十三までいた。二度目の時は三十から三十七までいた。それだから私の生活は北海道に於ける自然や生活から影響された点が中々多いに違いないということを思うのだ。けれども今までに取りとめてこれこそ北海道で受けた影響だと自覚するようなものは持っていない。自分が放慢なためにそんなことを考えて見たこともないのに依る

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 北海道文学全集 第3巻
  • 立風書房
  • 1980(昭和55)年3月10日