ひとうとうこうき あるしんぶんきしゃのみたはいせん |
| 比島投降記 ある新聞記者の見た敗戦 |
冒頭文
Ⅰ 比島投降記 投降 昭和二十年九月六日、北部ルソン、カピサヤンにて新聞報道関係者二十三名の先頭に立って米軍に投降。 「朝日」「読売」各三名、「同盟」「日映」各一名、その他は「毎日」関係者。カピサヤンといっても地図に出ていないから若干説明する。ルソン島の北端、アパリ近くでバシー海峡に流れ入る大河がカガヤン河。カガヤン渓谷——黒部渓谷などを連想しては大変な間違いで、実に広く大きな平原である
文字遣い
新字新仮名
初出
「比島投降記」大地書房、1946(昭和21)年11月
底本
- 比島投降記 ある新聞記者の見た敗戦
- 中公文庫、中央公論社
- 1995(平成7)年2月18日