さんたろうのにっき だいに
三太郎の日記 第二

冒頭文

主よ我信ず、わが信なきを助けたまへ 一 思想と實行 1 實行とならぬ思想は無價値だと云ふ言葉は屡〻耳にするところである。併しこの言葉の意味は隨分粗雜で、その眞意を捕捉し難い。若し實行とは主觀が客觀(人及び物)に直接に働き掛ける事のみを意味するならば、或る種類の思想は本來實行となるまじき約束を持つてゐる。さうして實行とならずともその思想は決して無價値ではない。若

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 合本三太郎の日記
  • 角川書店
  • 1950(昭和25)年3月15日