しょうか
唱歌

冒頭文

校友歌 澁民尋常小學校生徒のために。丙午七月一日作歌。 一 文の林の淺緑樹影しづけきこの庭に桂の庵の露むすび惠みの星を迎ぎ見て春また春といそしめば心の枝も若芽すも。 二 芽ぐめる枝に水そそぎまた培ふや朝夕に父母のなさけを身にしめて螢雪の苦をつみゆかば智慧の木の實の味甘き常世の苑も遠からじ。 三 導びく人の温かきみ手にひかれて睦み合ふ我が三百の兄弟よ木枯ふけど雪ふれどきえぬ學びの燈の光を永久に守ら

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 啄木全集 第二卷
  • 岩波書店
  • 1961(昭和36)年4月13日