ふるほんひょうばんき
古本評判記

冒頭文

一、そも〳〵都下の古本屋に二種ありなぞと事々しく説明するまでもなし。其の店先に立てば一目直に瞭然たり。一は活字本当世新刊和洋の書籍雑著を主として和本唐本を置かず、他は和本唐本を主となし活版本は僅に古書の翻刻物を売買す。 一、後者は東京書林組合と云ふものを設け行事世話人を選び春秋折々両国美術倶楽部にて古書珍本現金即売展覧会を開く事已に年あり。本年より何故にや両国はやめにして会場を神田明神開花楼に移

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 日本の名随筆 別巻12 古書
  • 作品社
  • 1992(平成4)年2月25日