かくめいのけんきゅう
革命の研究

冒頭文

一 革命といふ言葉は、今では、被壓制者の唇にも、また所有者の唇にすらも、屡々上る。既にもう、時々、近い將來の變動の最初の顫えが感ぜられる。そして、大なる變動や變化の近づいて來る時にはいつもさうであるが、現制度の不平者は——その不平がどんなに小さくてもいゝ——嘗ては實に危險であつた革命家といふ肩書を爭つて自分につける。彼等は現制度を見限つて、何等かの新制度を試みようとする。それで彼等には十

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 革命の研究
  • コスモス書店
  • 1946(昭和21)年4月20日