げんじものがたり 04 ゆうがお |
| 源氏物語 04 夕顔 |
冒頭文
うき夜半(よは)の悪夢と共になつかしきゆめ もあとなく消えにけるかな (晶子) 源氏が六条に恋人を持っていたころ、御所からそこへ通う途中で、だいぶ重い病気をし尼になった大弐(だいに)の乳母(めのと)を訪(たず)ねようとして、五条辺のその家へ来た。乗ったままで車を入れる大門がしめてあったので、従者に呼び出させた乳母の息子(むすこ)の惟光(これみつ)の来るまで、源氏はりっぱでないその辺の町を車から
文字遣い
新字新仮名
初出
底本
- 全訳源氏物語 上巻
- 角川文庫、角川書店
- 1971(昭和46)年8月10日改版