ねんしまわり
年始まはり

冒頭文

私(わたくし)は昨年(さくねん)の十二月(ぐわつ)芝愛宕下(しばあたごした)桜川町(さくらがはちやう)へ越(こ)しまして、此春(このはる)は初湯(はつゆ)に入(はい)りたいと存(ぞん)じ、つい近辺(きんぺん)の銭湯(せんたう)にまゐりまして「初湯(はつゆ)にも洗(あら)ひのこすや臍(へそ)のあか」といふのと、「をしげなくこぼしてはいる初湯(はつゆ)かな」と二句(く)やりました。板(いた)の間(ま)

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 明治の文学 第3巻 三遊亭円朝
  • 筑摩書房
  • 2001(平成13)年8月25日