しわんぼう
吝嗇家

冒頭文

極(ごく)吝嗇(しわ)い仁(ひと)が御座(ござ)いまして、旦「小僧(こぞう)や。小「へえ。旦「お隣(となり)へ往(いつ)てノ蚊帳(かや)の釣手(つりて)を打つんだから鉄槌(かなづち)を貸(か)して下さいと然(さ)う云(い)つて借(か)りて来(こ)い。小「へえ……往(いつ)て参(まゐ)りました。旦「貸(か)して呉(く)れたか。小「アノお隣で、何(なん)の釘(くぎ)を打つんだと申(まう)しますから、蚊

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 明治の文学 第3巻 三遊亭円朝
  • 筑摩書房
  • 2001(平成13)年8月25日