しぞくのしょうほう
士族の商法

冒頭文

上野(うへの)の戦争後(せんそうご)徳川様(とくがはさま)も瓦解(ぐわかい)に相成(あひなり)ましたので、士族(しぞく)さん方(がた)が皆(みな)夫々(それ〴〵)御商売(ごしやうばい)をお始めなすつたが、お慣(な)れなさらぬから旨(うま)くは参(まゐ)りませぬ。御徒士町辺(おかちまちあたり)を通(とほ)つて見るとお玄関(げんくわん)の処(ところ)へ毛氈(もうせん)を敷詰(しきつ)め、お土蔵(くら)

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 明治の文学 第3巻 三遊亭円朝
  • 筑摩書房
  • 2001(平成13)年8月25日