しずきのおうさまとぼうしばりのたびびと
詩好の王様と棒縛の旅人

冒頭文

昔時(むかし)シヽリーといふ島のダイオインシアスといふ国王(こくわう)がございました。此(こ)の王が好(この)んで詩を作りますが、俗(ぞく)にいふ下手(へた)の横好(よこず)きで、一向(かう)上手(じやうず)でございません。けれども自分では大層(たいそう)上手(じやうず)なつもりで、自慢(じまん)をして家来(けらい)に見せますると、国王(こくわう)のいふ事だから、家来(けらい)が決して背(そむ)き

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 明治の文学 第3巻 三遊亭円朝
  • 筑摩書房
  • 2001(平成13)年8月25日