こがねもち
黄金餅

冒頭文

ずツと昔時(むかし)芝(しば)の金杉橋(かなすぎばし)の際(きは)へ黄金餅(こがねもち)と云(い)ふ餅屋(もちや)が出来(でき)まして、一時(ひとしきり)大層(たいそう)流行(はやつ)たものださうでござります。何(ど)ういふ訳(わけ)で黄金餅(こがねもち)と名(なづ)けたかと申(まう)すに、芝(しば)将監殿橋(しやうげんどのばし)の際(きは)に極貧(ごくひん)の者ばかりが住(すん)で居(ゐ)る裏家

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 明治の文学 第3巻 三遊亭円朝
  • 筑摩書房
  • 2001(平成13)年8月25日