まつらあがた
松浦あがた

冒頭文

一 「黄櫨成(レ)列隴※[#「月+祭」、107-上-4]間 南望平々是海湾 未(レ)至(二)栄(サガ)城栄(一)三五駅忽従(ヨ)従(リ)従(二)林塍。」 とはこれ頼山陽が「見温仙岳(うんぜんだけ)」の絶句——この詩を誦し去りて、われらは先づ肥前の国に入る。「温泉(うんぜん)はちまき、多良頭巾(たらづきん)」といふこと、これをその国のある地方にて聴く、専ら雲の状(ありさま)を示せるもの、

文字遣い

新字旧仮名

初出

「読売新聞」1898(明治31)年6月6日~10日、12日、13日

底本

  • ふるさと文学館 第48巻 【佐賀】
  • ぎょうせい
  • 1994(平成6)年7月15日