こじじゅんれい
古寺巡礼

冒頭文

改版序 この書は大正七年の五月、二三の友人とともに奈良付近の古寺を見物したときの印象記である。大正八年に初版を出してから今年で二十八年目になる。その間、関東大震災のとき紙型をやき、翌十三年に新版を出した。当時すでに書きなおしたい希望もあったが、旅行当時の印象をあとから訂正するわけにも行かず、学問の書ではないということを標榜(ひょうぼう)して手を加えなかった。その後著者は京都に移り住み、曾

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 古寺巡礼
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1979(昭和54)年3月16日