ごちゅうにっき 14 (じゅうさんのつづき) |
| 其中日記 14 (十三の続) |
冒頭文
旅日記 八月二日 晴れて暑い、虹ヶ浜。午後三時の汽車で徳山へ、白船居で北朗君を待ち合せ、同道して虹ヶ浜へ。北朗君は一家をあげて連れて来てゐる、にぎやかなことである、そしてうるさいことである(それが生活内容を形づくるのだが)。いつしよに夕潮を浴びる、海はひろ〴〵としてよいなあと思ふ、波に乗つて波のまに〳〵泳ぐのはうれしい、波のリズム、それが私のリズムとなつてゆれる。松もよい、松風はむろんよろしい
文字遣い
新字旧仮名
初出
底本
- 山頭火全集 第九巻
- 春陽堂書店
- 1987(昭和62)年9月25日