きゅうぶんにほんばし 11 ちょうさんだいぶのまつえい
旧聞日本橋 11 朝散太夫の末裔

冒頭文

朝散(ちょうさん)太夫(だいぶ)とは、支那唐朝の制にて従(じゅ)五品下(ほんげ)の雅称、我国にて従五位下の唐名(とうめい)とある。 太夫とは、支那周代の朝廷及諸侯の、国の官吏の階級の一、卿(けい)の下、士の上に位(くらい)すとある。もっと委(くわ)しく、博学(ものしり)らしく書きたてると、支那唐代の官職に依る貴族の階級中、従二品より従五品下までの名目(めいもく)だった語で、従二品が光禄(

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 旧聞日本橋
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1983(昭和58)年8月16日